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  • suezaki masanobu

英語歌唱と世界を目指す理由

最終更新: 3月31日

世界一の音楽大国アメリカもコンテンツの構造が、 70%から80%弱まで、サブスクリプションストリーミングのデジタル視聴が基本となり、CDや、アナログなどのフィジカルは、10%を切った。

世界全体の音楽コンテンツの売り上げも全体的にはサブスクリプションがV字回復で引っ張って向上している。

(全米レコード協会資料より)


此処に最初に目を向けて此処10年弛まぬ努力をして今や、BTSを筆頭に世界の市場の中でその位置を確立したk-popだ。米国への輸出額は、昨年5500億円を超え、ほぼ日本国内でのみ消費されるj-pop音楽コンテンツの売り上げすら輸出額だけで、優に超えてしまった。

今年開催されたミデムの発表でも世界で聞かれる音楽言語として、1位英語、2位スペイン語でシェアの80%を越える二大言語に付随して、

ヒンディー語(インドのメイン言語)と並んで韓国語が聞かれている。この他は、パンジャーブ語(パキスタンとインド言語)ポルトガル語、英語とスペイン語の混成スラングとなっており、日本語は、残念ながら1%弱にも満たない。これに、巨大な人口を誇る共産圏の中国語など、が入ればもっとその図式は変わる。








韓国の場合、ここ10年以上の国家戦略的な輸出品目の柱に韓流映像とともに音楽を世界のマーケットに通用する努力をしてきた訳だが、音楽コンテンツの売り上げが、フィジカルからサブスクリプションに完全に転化した今年、k-popの世界的なブレイクは象徴的な出来事である。


BTS


日本国内はというと人口が1億人を超える処をまだ有しているので、ほぼ日本国内でしか消費されない日本語音楽=j-popが主体で、若いアーティスト継承者もj-POPだけを聞いて育ち、我々の世代の様な洋楽と邦楽のアーティスト雑多に影響を受けた事も無く、ほぼ一時期の通信デバイスのガラケーの様に、国内だけで完結して、マーケットは一応成立しており、CDの消費需要はある。


唯、日本とほぼ同じ市場構造を持ったドイツでさえデジタルとフィシガルの売り上げ比率は反転しているので、日本のコンテンツ構造が変わるのも時間の問題である。

一時期世界に誇る筈のガラケーを全員持っていた日本人が、ほぼ全員スマホに乗り換えた事からも、時代は世界の潮流に逆らえず変化変遷する。


此処で大問題なのは、鎖国政策でCDの国内消費のみに頼ってきた我が国のコンテンツから来る売り上げや利益が市場構造の変化とともに一時的に激減する事である。 CDは単価も高く例えばシングルCD1枚の値付けは¥1000とした時に仮に半分の粗利益でも、それなりにメーカーや、アーティスト、関係者を支えてきたのだが、 デジタルでもそのシェアを下げるダウンロードで、¥200販売に対して¥100くらいの粗利益、サブスクリプションにに至っては、原盤元には、1再生¥1くらいである。

この時にまともなマーケティングの考えを持っていれば、矢張り此処を勝機、変革期と捉え市場を求めて開国し、デジタルのフィールドで、完全に繋がった世界のマーケットを視野に入れるべきであるし、実際k-popの世界的な成功からしてアジアのアーティストでもそれは可能な事は証明された訳だ。

勿論、日本語歌唱を否定している訳では無い、あまりにも日本のアーティストが、内向きな志向で、せっかく拓けた世界へのマーケットのチャンスにチャレンジをしない事にガッカリしているだけである。

スポーツに例えると世界水泳の自由型競技で、皆クロール泳法で、凌ぎを削っているのに、我が国は世界に誇る固有の古式泳法横泳ぎで、勝負するのでほっといてくれと言っているようなものである。


おそらく、此方の危惧をよそにk-pop同様に日本語でも今の世界の主流のラップやヒップホップ、EDMを主体としたオケのグルーヴと一体化した音楽で、言葉すら超越した、ワールドマーケットに通用するアーティストも出て来るだろうし若い人にはそれは期待したい。(80年代の達郎さんやまりやさんの音楽が、レアグルーヴとして世界的に再評価されるのも当時の最先端最高峰の音楽をやっていたからだと思う。)


日本で一番世界でSpotify再生された

AmPm



参考記事

https://www.gizmodo.jp/2017/07/ampm-creative-unit-interview.html

かの坂本九先生の 日本語歌唱によるビルボード1位"上を向いて歩こう "のような奇跡は、当時の最先端のアレンジとメロディと凡ゆる努力と要素が引き起こした事だ。


何歩も先を行くk-popや、これから出てくるC-popそしてエネルギーが爆発しつつあるASEANマーケットやそこから英語歌唱で普通に出てくるASEANアーティスト達、最早日本の音楽の存在を極東の島歌にしない為にも、 世界のマーケットへ輸出品として日本の音楽を届ける時に、 コミュニケーションの手段としてもまず英語歌唱やインストゥルメンタルを視野に入れる事は、内向きな日本の構造を変える為にも必要だと思う。


音楽は創り手も根本的には、楽しんで夢を持って 作るべきなので、僕は、大好きな60年代から80年代への洋楽へのオマージュがある事は偽り無い事実だ。

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